「握力」と「心筋梗塞や脳梗塞」
一見、無関係に見えますが、「握力の測定は、心筋梗塞や脳梗塞の
発症リスクを知るための、簡便な検査法になる」、といった報告があります。
握力が低下することで、心血管疾患のリスクは17%、
心筋梗塞のリスクは7%、脳梗塞のリスクは9%と
それぞれ増加したそうです。
では、普段から握力を高める運動をしたら良いか?というと
そうではありません。
握力はあくまでも、1つの指標であり、健康維持のための運動は
全身の筋力が向上するようなものが、適しています。
ペットボトルのフタが開けにくくなってきたと感じたら、
心筋梗塞などの危険性を減らすためにも、筋トレを心がけてみてはいかがでしょうか?
そこで、筋力を向上させる運動としては・・・
太ももなどの下半身の大きな筋肉を鍛えることが
効率的と言われています。
おすすめの筋トレは、スクワット。
そして、運動の負荷は軽くてもかまわないことがわかっています。
また、毎日でなくても、週3~5日程度行うだけでも、
効果があると言われています。
ポイントは3つ。
ゆっくりおこなう、呼吸を止めない、鍛える筋肉を意識する、です。
筋肉を動かすと、筋肉から善玉のホルモンが出て、健康に良い影響が
あることもわかってきました。
散歩、買い物の途中、テレビを見ながらご自宅で、スクワットなどの
筋トレで健康維持していきましょう!
椅子スクワットという、簡単なスクワットがあります。
① 立った姿勢から、ゆっくりと椅子に腰を下ろします。
②お尻が椅子に軽く着く程度で、静止します。
③その状態から、膝をまっすぐにして、立ち上がります。
この①から③を10~20回。
慣れるまでは、少ない回数で、行ってみてください。
Comments