冬から春にかけて、風邪や花粉症など鼻に関する悩みが多くなる季節です。
さらに、これらの症状をきっかけに、副鼻腔といわれる場所が炎症を起こしてしまい
長引く鼻の症状や頭痛などの原因となっている可能性があります。
呼吸による空気の通り道のことを「鼻腔」と言います。
この鼻腔は、顔の中で「副鼻腔」と呼ばれる8つの空洞
(左右4つずつ計8つ)と自然口という小さな穴で繋がっています。
副鼻腔は、前頭洞・腸形骨洞・篩骨洞・上顎洞の4つが、
左右にあるので、合計8つあります。
一般的に鼻炎はウィルスや細菌の感染、花粉症などの原因により
鼻腔の粘膜に炎症が起き、鼻汁や鼻づまりの症状が現れます。
私たち体の中で免疫機能が乱れていると、これらの症状がひどくなったり
長引いてしまいます。
慢性の鼻炎は、鼻汁の過剰分泌や粘膜の浮腫で
自然光の詰まりを導き、鼻腔と繋がっている8つの副鼻腔の
いずれかまで炎症が広がってしまうことがあります。
それが、副鼻腔炎です。
さらに、副鼻腔に膿がたまる、いわゆる「蓄膿症」も
副鼻腔炎です。
副鼻腔炎に特徴的な症状として次の症状が挙げられます。
もし、このような症状が気になる方は、副鼻腔炎の可能性も考えられます。
①頭の前の方が、痛い・重い。
②膿性・粘性の鼻汁と鼻閉。
③集中力・記憶力の低下。
症状としては、頭痛・耳痛・顔面痛・咳嗽・発熱・鼻閉・膿性鼻漏・後鼻漏など
鼻の病気が原因となり、生活の質を低下させてしまう頭や喉の症状が
現れる事があります。
鼻の悩みが多い風邪や花粉症などシーズンが過ぎてしまえば
鼻への意識が薄れてしまう事もありますが
軽い症状が長引いたり、副鼻腔が存在する辺りの痛み・違和感、
後鼻漏に伴う症状があるという事は、鼻が弱ってる可能性があります。
症状に対する対症療法だけでなく、鼻の根本改善を意識し
日々の生活習慣を見直してみましょう。
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