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慢性炎症

  • info070711
  • 4月8日
  • 読了時間: 2分

100歳以上の長寿の人は極めて毛細血管の流れが良いということと

CRP(炎症の値)が低いということがわかりました。


さまざまな老化に関する因子の中で慢性炎症が

特に健康寿命の妨げになり、慢性炎症を抑えることが

健康寿命を伸ばすのに重要だということがわかりました。


CRPの単位は、mg/dl で

1.00mg/dl以上は、異常

0.31~0.99mg/dlは、要注意

0.30mg/dl以下は、正常となります。


微小循環といって、全身に張り巡らされた毛細血管の中で起きている血流の事で

組織に酸素、栄養素を運び余った老廃物を回収する役割をしています。

この微小循環が、慢性炎症につながる要因を取り除き老化のスピードをゆるめています。


細胞が老化するとサイトカインという炎症を引き起こす物質が放出されます。

それが周囲の細胞を老化させ炎症が広がります。

さらに、死んだ細胞からは細胞の老廃物が出され、さらなる炎症の

引き金になるのです。

本来は免疫応答によって、すばやく炎症の要因を取り除く機能を

持っているのですが、加齢とともに、免疫機能が低下し、炎症の要因を

取り除く機能が悪化し、炎症が広がってしまいます。

そうすると、糖尿病、動脈硬化、肺疾患、心疾患などの

様々な疾患が引き起こされます。


慢性炎症状態と関連のある病気は・・・

動脈硬化、がん、高血圧、脳卒中、心筋梗塞、静脈瘤、アテローム、

花粉症、喘息、アトピー、リウマチ、エリトマトーデス、尋常性乾癬、

アルツハイマー、パーキンソン病、肥満、糖尿病、ハンチントン病、

脂質異常症、脂肪肝、肝硬変、慢性腎臓病 など


改善のしかたとしては

①微小循環を改善し血流状態を良くする

②炎症因子を減らす

③善玉菌を増やす

④オメガ3脂肪酸をとる

➄和食を食べる

⑥運動不足・喫煙・アルコールの飲みすぎ・ストレスなどの

生活習慣病の見直しをしましょう



以上、気になる時は、気軽にご相談ください。

 
 
 

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