腱は、骨と筋肉をつなぐもので、指令が筋肉に伝わり
筋肉が収縮すると、腱に引っ張られ骨も一緒に動きます。
これが、指を曲げるという動作になります。
この時、腱が指の骨から浮き上がるのを防いでいるのが
「腱鞘」です。指を使い過ぎると、腱と腱鞘がこすれて
炎症が起こることがあります。
これが、腱鞘炎です。
腱鞘炎の治療は、炎症を抑えながら、患部を安静にすることが基本です。
放置すると、指を動かすことも難しくなる場合があるため、
普段から指を使う作業を行う時は、痛みが無いことを確認しながら
1時間ごとに10分ほど手をやすめるようにしましょう。
特に、妊娠・出産期や更年期の女性ホルモンのバランスが崩れ
手がむくみ、炎症を起こしやすいと言われているので、
注意しましょう。
腱鞘炎のチェック方法としては
手の平の中心を横に押すと痛みが起こったり、押したまま指を動かすと
引っかかる感じがあったりする場合、腱鞘炎が疑われます。
手の甲では、親指から手首に伸びる腱2本のうち
外側の部分を押して痛みが起こったら、腱鞘炎が疑われます。
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