top of page
info070711

DHAについて

認知症対策に、DHAが良いことは

昨日のブログに、書きましたが、このDHAについて

もう少し、詳しくお伝えしたいと思います。


DHAは、マグロやイワシ、サバなどの青魚の油に

豊富に含まれている脂肪酸です。

正確な名称をドコサヘキサエン酸と言い、1990年代の初頭から

「頭をよくする成分」として、研究が進められてきました。


現在では、多くの病気の予防と解消に役立つ食品・栄養素として

注目されています。


そのDHAは、人間の体では、脳や網膜、心臓、母乳などにたくさん存在し

その中でも、とりわけ多いのが、脳や網膜です。


脳神経細胞の膜には20~25%、網膜には50%も含まれています。

その為、DHAの摂取が知能の発達や、視力に影響を及ぼすと言われています。


その他、認知症、動脈硬化、心臓病、アレルギーの予防、改善に至るまで

その結果が報告されています。


DHAが注目された一番の理由が、脳の活性化に対する働きでした。

そのきっかけとなったのが、1989年、英国のマイケル・クロフォード博士が

唱えた「日本の子供が、欧米の子供より、知能指数が高いのは

魚をよく食べるから」という説でした。


DHAは、脳に多く存在し、記憶力や学習能力を高く保つ働きがあることが

確認されています。


また、敵意性を抑制する効果も報告され、DHAを多く摂取すると

情緒を安定させることも明らかになっています。


グリーンランド在住のイヌイット=エスキモー人には

動脈硬化は、もとより、脳血栓などの血栓性の病気が

ほとんど見られませんでした。


これは、イヌイットの主食が魚やアザラシなどであったためと

報告されています。

魚やアザラシに豊富に含まれているDHAとEPA(エイコサペンタエン酸)は

血液中に入ると、血小板を固まらせにくくするプロスタサイクリンという

物質を作って血栓ができないように、働きます。


その他、DHAには、動脈硬化を促進させる要因であるコレステロールや

中性脂肪を減らす働きがあります。


近視大国日本と言われる我国では、最近、子供たちの近視の急増ぶりが目立ち

また、高齢者の目のトラブルも増加しています。


目は、全身の健康状態に大きく影響します。

というのも、現代人は、外界から得る情報の約80%以上を目に

依存しているといわれ、目の健康を保つことは

生活の質の向上に大きく影響します。


DHAは、目の網膜に多く存在し、

目の機能維持に重要な働きをしています。そのためDHAが不足すると

視力の低下など、目の機能が低下するという報告があります。


あすに続きます。

最新記事

すべて表示

二次性頭痛

土曜日に、一時性頭痛について、お伝えしましたので、 本日は、もう1種類の二次性頭痛について、お伝えしたいと思います。 二次性頭痛は、頭痛全体の1割程度であり、土曜日にご紹介した通り 他の疾患や原因によって引きおこされる頭痛です。...

頭痛の種類

私達の身近な痛みに、頭痛があります。 頭痛とは、頭部の一部、あるいは全体の痛みの総称です。 誰しも経験するありふれた症状にも関わらず、 原因が完全に解明されていないものもあり 現在も研究が進められています。 日常生活で頭痛に悩まされている人は多く...

摂取しなければならないアブラは・・・

不飽和脂肪酸は、体内でつくることが出来ないので、摂取する必要があります。 オメガ3脂肪酸は、2020年日本人の食事摂取基準で18歳以上の 男性の1日あたりの摂取量は、2.0g~2.4g、 女性では、1.6g~2.0gが目安とされています。 加熱を避け、保存に注意しましょう。...

Comments


bottom of page