年齢とともに増えてくる認知症。
厚生労働省によると、現在の日本の認知症患者は、443万人で
予備軍を含めると約800万人とされています。
その中でも、日本人に最も多い認知症は「アルツハイマー型認知症」とされ
早期発見により、症状の進行を遅らせることができ、また予防も
可能であるとかんがえられるようになってきました。
改めまして、認知症とは、脳の障害により、認知機能が低下する病気の総称です。
簡単に言うと、物忘れが続いて、日常生活に支障をきたす状態をさします。
認知症では、記憶自体がすっぽり抜け落ちて、『何かを経験した』ということ
自体を忘れてしまいます。
アルツハイマー型認知症認知症の原因は、2つのタンパク質です。
発症の約25年前から、脳に異変が起きていることが分かってきました。
アルツハイマー病の原因は、【アミロイドβ】と【タウ】と呼ばれるタンパク質です。
アルツハイマー型認知症の流れとしては
①発症の約25年前から、アミロイドβが脳内に蓄積し始め
神経細胞同士のコミュニケーションを遮断します。
②発症の約15年前から、タウが脳の中で増え始め
凝集し、神経細胞が消滅します。
③記憶の中枢である海馬の萎縮が始まり、アルツハイマー型認知症が発症します。
ところで、認知症の発症率は、65~69歳では、2.9%ですが
85~89歳では、41.4%と高齢になるほど上がります。
60代のうちから、予防法を続けていれば、70代や80代になっても、発症の
リスクが抑えられます。
70代以上の人でも、予防に取り組むのに、遅すぎることはありません。
今から出来ることに、取り組んでいきましょう。
予
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