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イヤホン難聴

info070711

音が聞こえにくい、言葉が聞き取りにくい、

あるいは全く聞こえない症状を難聴といいます。


よく知られている難聴として、加齢とともに症状が進行する

加齢性難聴がありますが、今回は大音量に晒されることによって

発症する音響性難聴、その中でも近年増加している

イヤホン難聴について、ご紹介させて頂きます。


電車の中で、イヤホンやヘッドホンで音楽を聴いている人を

見かけることは、ありますよね。


もし、イヤホンを使用して長時間音楽を聴く習慣がある場合

イヤホン難聴が進行してしまう可能性があります。


イヤホン難聴は、大きな音を長時間聴き続けることで

難聴になる音響性難聴の一種で、耳閉感や耳鳴りを伴うこともあります。


この難聴は少しずつ進行していくために、自覚しにくく

失われた聴覚は、戻りません。

症状が進行する前に対策する必要があります。


音は外耳道(耳の穴から鼓膜まで続く管状の器官)を経由して鼓膜を振動させ

耳小骨(鼓膜の奥にある小さな3つの骨)が、その振動エネルギーを伝え

その先の蝸牛(カタツムリの殻状の器官)の内部にある

有毛細胞に伝わります。

蝸牛に音の振動が伝わると、有毛細胞が揺れて興奮し、音を電気信号へと変換します。

これが、聴神経を経て脳に到達すると、音が聞こえます。


しかし、大きな音量で音楽を聴き続けると、有毛細胞が傷つき、壊れていきます。


正常に働く有毛細胞の減少とともに、音を感じにくくなり

難聴を引き起こします。


音響性難聴は、急性期であれば、耳を休ませた上で、点滴のステロイド剤や

血管拡張薬、ビタミンB12製剤などの薬物療法で改善することがありますが

日常的なイヤホン使用などによる慢性期の場合、壊れてしまった

有毛細胞は元に戻らず、治療は困難とされています。


明日に続きます。

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