top of page
info070711

ストレスと栄養素

ストレスが、かかった時に、積極的に摂って欲しい栄養素があります。


糖・タンパク質・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンC・鉄・カルシウム 

の7点です。


それぞれの働きは・・・


脳と神経系は、糖質のみをエネルギー源とするため、

穀類やイモ類、果物や砂糖に含まれている糖の摂取が重要です。


ストレスにより、ノルアドレナリン、コルチゾールが分泌され続けると

体内のタンパク質(お肉や魚・卵・大豆類・乳製品類)がブドウ糖に分解され、

免疫力の低下を招いてしまいます。


過労などにより、神経の興奮が高まると、豚肉やごま、大豆に多く含まれる

ビタミンB1の消費量が増加したり

ストレス対処行動として、甘いものの過剰摂取も、ビタミンB1を消費してしまいます。


お肉、魚、ジャガイモやサツマイモなどのでんぷん質の野菜、

柑橘類を除く果物などに多く含まれるビタミンB6は、神経伝達物質合成に必要で、

脳の働きに大きな影響を与えています。


緑黄色野菜や果物に多く含まれるビタミンCは副腎に多く存在し、

ノルアドレナリン、コルチゾールといった

副腎から分泌されるホルモンの合成に関わっています。

強いストレスにさらされると、ストレスと闘う臓器である副腎のビタミンCが

枯渇してしまうからです。


鉄が欠乏すると、抗体の産生が低下し、免疫力の低下を招いてしまいます。

この鉄は、たんぱく質と結合したヘム鉄と結合していない非ヘム鉄があり

ヘム鉄は肉や魚などの動物性食品に含まれていることが多く、

非ヘム鉄は野菜や穀類に含まれています。


大豆製品・野菜・海産物・乳製品に含まれるカルシウムには

脳神経細胞の興奮を抑制する働きがあり、

欠乏すると興奮状態が起きます。精神的・肉体的なストレスをかけると

腸管でのカルシウムの吸収率が減少し、ストレス時に分泌されるノルアドレナリンや

コルチゾールは、このカルシウムの尿中排泄を促進してしまうのです。


以上のような働きがあるので、積極的に摂りましょう。





最新記事

すべて表示

二次性頭痛

土曜日に、一時性頭痛について、お伝えしましたので、 本日は、もう1種類の二次性頭痛について、お伝えしたいと思います。 二次性頭痛は、頭痛全体の1割程度であり、土曜日にご紹介した通り 他の疾患や原因によって引きおこされる頭痛です。...

頭痛の種類

私達の身近な痛みに、頭痛があります。 頭痛とは、頭部の一部、あるいは全体の痛みの総称です。 誰しも経験するありふれた症状にも関わらず、 原因が完全に解明されていないものもあり 現在も研究が進められています。 日常生活で頭痛に悩まされている人は多く...

摂取しなければならないアブラは・・・

不飽和脂肪酸は、体内でつくることが出来ないので、摂取する必要があります。 オメガ3脂肪酸は、2020年日本人の食事摂取基準で18歳以上の 男性の1日あたりの摂取量は、2.0g~2.4g、 女性では、1.6g~2.0gが目安とされています。 加熱を避け、保存に注意しましょう。...

Comments


bottom of page