top of page
info070711

人食いバクテリア予防には

人食いバクテリア、A型溶血性連鎖球菌による感染症ですが

人から人へ感染することは、ありません。


そして、注意が必要な人は・・・


肝臓疾患や免疫力の低下など、基礎疾患のある人や、貧血の治療で

鉄剤を服用している人は、重症化しやすくなります。

この時の初期症状は、発熱と激しい痛みで、殆どの患者で

皮疹(皮疹は、皮膚上に現れる異常な変化の総称であり、

発疹もその一部です。皮疹は、発疹だけでなく、水疱(すいほう)や

蕁麻疹(じんましん)、ただれ、びらんなど、さまざまな形態です)が発症します。


肝硬変や肝臓の基礎疾患のある人では、敗血症を引き起こしやすく

敗血症を起こすと極めて、死亡率が高く、50~80%となることが報告されています。


特に夏場の時期での魚介類の生食は避けて、適切な温度で加熱処理した

食材を摂取することが、大切です。

「人食いバクテリア」は、腸管出血性大腸菌O157を

殺傷するのと同程度の中心温度が70℃で1分間、100℃であれば数秒間で

死滅させることが出来ます。


厚労省研究班の調査によりますと、妊婦がこの病気に罹ると

発病から1日以内に死亡する例が相次いでいることがわかっています。

妊婦は、通常より進行が早く、治療が間に合わないためです。


感染予防のためには・・・

ハイリスクの人は、菌が発生し易い季節(5月から11月、特に7月から9月)に

刺身などの生食を避け、よく加熱することが、重要です。


またハイリスクの人で手に傷のある場合は、生の魚介類の調理を避けた方が

良いでしょう。

調理する人は、A型溶血性連鎖球菌で汚染された包丁や

まな板などの調理器具をよく消毒して、二次汚染が起こることの無いよう

心がけることが、大切です。


やはり、この場合でも、日頃の疲れを残さず

基礎体力を維持して、免疫力を発揮させることの出来る体を維持させておくことが

感染予防の基本となります。 



最新記事

すべて表示

二次性頭痛

土曜日に、一時性頭痛について、お伝えしましたので、 本日は、もう1種類の二次性頭痛について、お伝えしたいと思います。 二次性頭痛は、頭痛全体の1割程度であり、土曜日にご紹介した通り 他の疾患や原因によって引きおこされる頭痛です。...

頭痛の種類

私達の身近な痛みに、頭痛があります。 頭痛とは、頭部の一部、あるいは全体の痛みの総称です。 誰しも経験するありふれた症状にも関わらず、 原因が完全に解明されていないものもあり 現在も研究が進められています。 日常生活で頭痛に悩まされている人は多く...

摂取しなければならないアブラは・・・

不飽和脂肪酸は、体内でつくることが出来ないので、摂取する必要があります。 オメガ3脂肪酸は、2020年日本人の食事摂取基準で18歳以上の 男性の1日あたりの摂取量は、2.0g~2.4g、 女性では、1.6g~2.0gが目安とされています。 加熱を避け、保存に注意しましょう。...

Comments


bottom of page