体温は、年齢による差があり、子供はやや高く、高齢者はやや低めです。
子供は、熱の放散が上手くいかず、発熱しやすい傾向にあります。
成長とともに、体温は少しずつ下がり、10歳ぐらいになると
一定の値になります。
その後、高齢になると、再び体温は、低下していきます。
高齢の方では、若いころの平熱とは違っている可能性もあるため
体調の良い時に体温を測り、自分の平熱を確認しておくとよいと思います。
また、高齢者では暑さ、寒さに対する感覚が鈍くなり
体温調節機能も弱くなっています。
そのため、暑くても、汗をかきにくく、熱の放散が出来ずに
熱中症をおこしやすかったり、逆に寒くなっても
体内の熱をつくる力や熱を維持する力が衰え
低体温症をおこしやすい傾向があります。
ところで、この低体温症というのは、寒さなどで、体の中心の
温度が下がってしまう状態をいいます。
一般に体の中心温度が35℃まで下がり
震えが止まらず、判断力低下などが表れた場合に
低体温症と診断されます。
重症化すると、意識を失ったり、死に至ったりすることもあります。
低体温症は、60歳以上の高齢者に多いと言われています。
ちなみに、低体温とは
最近は、平熱が36℃よりも低い「低体温」の方が
増えています。
低体温になると、血行不良や、免疫力が低下したり
基礎代謝が低下して、太りやすくなったりします。
低体温の原因は、主に筋肉量の低下と考えられていますが
ストレス、生活習慣の乱れなども、影響します。
理想の体温になるためには
・適度な運動やバランスのとれた食事です。
筋肉は、体の熱の6割を作り出しています。
筋肉が少なくなると、体温も下がり、代謝も下がります。
筋肉量を増やすためには、基本的な生活習慣の見直しが大切です。
運動し、たんぱく質を含んだ食品を摂りましょう。
・生活リズムを整える。
睡眠リズム等の生活の乱れによって自律神経の機能が
上手く働かなくなっている事が考えられます。
・体温アップに努める。
血行を良くする働きのあるビタミンEや
体を温める効果のあるニンニクや、生姜、高麗人参(朝鮮人参)といった
食材を取り入れてみてください。
Comments