加齢とともに、唾液量は減っています。
成人は1日に、約1.5リットルの唾液を分泌していると
言われていますが、高齢者の唾液量は、20代の7分の1と言われています。
また、加齢による唾液分泌量の減少以外にも
高齢者は、様々な薬を服用していることが多く
その副作用により、唾液の分泌量がさらに少なくなる傾向にあります。
唾液の効果には、5つの作用があります。
・洗浄効果 口の中の汚れを洗い流す効果
・中和作用 酸性に偏った口の中を中性に戻す効果
・抗菌作用 口の中をばい菌から守る効果
・再石灰化 酸によって、溶かされた菌を元に戻す効果
・粘膜保護 口の中の粘膜を守る効果
ここで、唾液量がぐんぐん増える、唾液腺マッサージをお伝えします。
3つあります。
・耳下腺への刺激 耳下腺は、外耳(耳と耳の穴)の前から下で
そして、ほんの少し後ろ部分にあります。
①人差し指から、小指までの4本の指を頬にあてます。
②上の奥歯あたりを後ろから、前へ向かって回します。
約10回続けてください。
・顎下腺への刺激 顎下腺は、顎の奥の部分です。
①親指を顎の骨の内側の柔らかい部分にあてます。
②耳の下から顎の下まで、5ヶ所くらい順番に押します。
約5回続けてください。
・舌下腺への刺激 舌下腺は、顎の下の部分です。
①両手の親指を、顎の下に添えます。
②顎の真下から手を突き上げるように、グッと押します。
約10回続けてください。
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