母体と赤ちゃんの栄養状態を適切に維持するために
妊娠前に比べて余分にカロリーを摂取する必要があります。
また、食生活は「バランスのよい食事」が大切です。
「主食」を中心にし、「副菜」で不足しがちなビタミンやミネラルを
「主菜」でタンパク質など体づくりの基礎となるものを
適量とるようにしましょう。
妊婦さんに不足がちな栄養素は、主に3つあげられます。
不足がちな栄養素を意識して、いつもの食事にプラスするつもりで
摂るようにしましょう。
1つ目は、カルシウムです。
骨・歯の形成、神経の興奮を抑制する働きがあります。
妊娠中は、吸収率が増加しますが、もともと不足がちです。
食事を省みて、不足していそうなら、積極的に摂りましょう。
多く含まれる食品は、乳製品、魚介類、大豆製品、ナッツ類、海藻類です。
2つ目は、鉄です。
赤血球を作るのに、必要です。妊娠中は需要が増加するので
積極的に摂りましょう。
多く含まれる食品は、レバー、豆類、ナッツ類、海藻類です。
3つ目は、葉酸です。
赤血球生成のほか、胎児の異常(神経管閉鎖障害)などのリスクを減らせると
される栄養素です。
厚生労働省では、妊娠1ヶ月以上前~妊娠3ヶ月の間に、積極的な摂取を推奨しています。
多く含まれる食品は、緑色の葉野菜、アスパラ、ブロッコリー、枝豆、レバーです。
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