スーパーの食用油売り場に行くと、様々な種類の油製品が並んでいます。
魚や肉のアブラと何が違うの?どれを選んだら良いの?
と思われている方も多いのではないでしょうか?
本日は、アブラと健康の関係をご紹介します。
アブラには、「油」と「脂」の2種類の漢字があります。
常温で、液体のものが「油」で
代表的なものは、コーン油やオリーブ油などの植物が原料の食用油です。
健康に良いと話題の魚が原料のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エコサペンタエン酸)も油です。
また、常温で固体のものが「脂」で、動物が原料のバターが代表です。
ちなみに、オリーブ油は、約10℃以下では、固体になり、
バターは、約40℃以上で、液体になります。
油も脂も、主に脂肪酸という成分でできていて
大きくは不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸に分類されます。
不飽和脂肪酸のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、人の体内で
つくることができないので、食品から摂取する必要があり
必須脂肪酸と言います。
これらは、血管や赤血球の細胞膜に柔軟性を持たせることが
できるので、血液はサラサラと流れていきます。
ただし、これらの油はとても不安定で、酸化されると
健康効果を失ってしまいます。
それに対して、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸は
血管や赤血球を固くしてしまい
血液の流れが悪くなります。
動脈硬化の始まりです。
これが、身体に悪いと言われる由縁です。
とくにオメガ3脂肪酸のDHAやEPAには
中性脂肪を減らす働きがあるほか、DHAは集中力や判断力、処理能力を改善したり
EPAは、骨密度を増やしたりします。
オメガ3脂肪酸が豊富なイワシは、骨形成を助けるビタミンDも豊富で
手軽に骨も食べられる缶詰がおススメです。
また、リノレン酸には、内臓脂肪を減少させる効果があります。
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