私達は、腸内細菌による上皮のバリア損傷部位(すき間)を
修復する働き以外にも、発酵過程で、生み出す短鎖脂肪酸
(腸内で産生される脂肪酸の一種で、健康やダイエットに役立つ成分)
による恩恵を受けています。
酢酸、プロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸は、上皮細胞の栄養素となり
大腸のぜん動運動を活性化したり、腐敗菌や有害物質の酸性を抑える働きが
確認されています。
また、血液中に移行した時、脂肪代謝にも関与し、身体にとって良い働きを
示す事が、明らかになっています。
腸内環境の悪化には、食事、ストレス、加齢、便秘・下痢、
抗生物質の長期使用などの影響が考えられています。
腸内フローラが良好な状態に保つための生活習慣について
改めて考えてみては、いかがでしょうか?
腸内フローラを育むためには、乳酸菌などの善玉菌の摂取も大切ですが
それと共に、食物繊維・オリゴ糖などの今、現在私達の腸内に存在している
菌を育むための食材をバランス良く摂取することも大切です。
ヒトは、これらの食材を消化・吸収することは出来ませんが
善玉菌にとっては、大切な栄養源となります。
腸内フローラを育むために、日頃の食事に、次のような食材を
摂れているか確認してみてください。
バナナ リンゴ 干しぶどう 抹茶 ハチミツ 大豆
豆乳 枝豆 さつまいも 玄米 かぼちゃ ごぼう
しいたけ ひじき アーモンド くるみ 山いも などです。
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