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骨と血管【2】

骨・血管相関のことから、昨日は

骨の変化を説明しましたので、今日は

血管の変化について、説明したいと思います。


全身に酸素や栄養を届けるため、毎日絶え間なく血管の内側を

血液が流れています。


この際、血管は血液の流れによる物理的な刺激や

血液中に含まれる様々な物質による障害やストレスに

晒され続けています。


糖化や酸化といったストレスを受けた血管の細胞が

骨形成を行う細胞を骨芽細胞というのですが、この骨芽細胞に

似たものへと形を変えてしまい、血管にカルシウムを

蓄積させるという現象が報告されています。


これは、「血管の骨化」とも言える現象です。


元々、血管は広がったり、細くなったりして

血液の流れを上手にコントロールしています。


ここに、カルシウムが蓄積すると、血管の柔軟性が低下し、

動脈硬化を導いてしまいます。


動脈硬化が起きている血管では

カルシウムに加えてコレステロールの蓄積も進み、

血液の通り道は、次第に狭くなっていきます。


このような状態が続くと、心臓や脳といった

非常に大切な臓器の血管が詰まり、

心筋梗塞や脳卒中といった、命に係わる疾患を

引き起こす可能性が高くなります。


これが血管の変化のしかたです。


明日は、骨と血管のまとめを説明したいと思います。


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